梅小路蒸気機関車館ジオラマのモジュールがひとまず完成しました。
と言いましても気になる点はいくつかありますので少しずつ修正は加えていくでしょう。
今回は完成報告ではなくジオラマで再現した梅小路扇形庫の特徴について触れたいと思います。
目次
ジオラマで再現した梅小路扇形機関庫の特徴部分
全景としては記事上部の写真の通りです。
1〜20まで収容できる大型扇形車庫となっており現存する扇形車庫の中では最大です。
1〜7番線は2階建てになっており実物は内部に検修用の電動クレーンが設置されています。
屋根上のベンチレータ部分もGoogleマップを参考にして3Dプリンターで造形しました。
過去記事 Google Mapsが資料!扇形機関庫の屋根上を製作 / 梅小路ジオラマ
12番線は車庫の裏側に線路が伸びています。
梅小路蒸気機関車館開館当初はこちらが展示線になっていました。
京都鉄道博物館の建設時には12番線に仮設線路が延長され車両の搬入に使用されました。
また意外と知られていないのは機関庫の10番線と11番線を境に機関庫の全長が変わる点です。
京都鉄道博物館にて展示されている「全盛期の梅小路機関区ジオラマ」においてもこの部分の表現は省略されています。
京都鉄道博物館のロゴは博物館を上空からみた建物の形状がモチーフになっており、この扇形庫の形状もロゴに反映されています。
扇形庫の屋根部分には5本の煙抜き煙突が残されています。
梅小路蒸気機関車館時代にはこの煙突部分も見学箇所とされていたはずですが今はどうなんでしょう。
12番線の煙突が異なるのは昔の展示運転の際の名残です。
Nゲージの蒸気機関車を集めている方でしたらおそらく再現したくなる梅小路蒸気機関車館の看板部分はレーザー加工機を用いて製作しました。
過去記事 Nゲージ 梅小路蒸気機関車館の看板を作る / 梅小路ジオラマ
開館当初の写真では看板は設置されておらず設置時期は不明です。
京都鉄道博物館にリニューアルされた今は「館」の文字が「庫」に変更され今でも健在です。
また1〜7番線の屋根上には「梅小路運転区」の看板が設置されている時期もありました。
1〜4番線の背面はSL検修庫になっています。
模型では壁と屋根だけですので中は空っぽです。
過去記事 梅小路機関庫のSL検修庫をNゲージで製作 / 梅小路ジオラマ
以上、デフォルメや省略はありますがジオラマで再現した梅小路扇形庫の特徴部分でした。
蒸気機関車ありきの扇形庫ですので並べるSLを作らないと…。