週末工作と題した簡単工作シリーズの2回目です。
前回はコンビニのレジ袋を使って日章旗を作ってみました。
今回はKATOのC622 北海道形を少しイジって梅小路仕様っぽく改造します。
目次
同じ2号機でも北海道仕様と梅小路仕様では異なる部分が多い
C622号機は現在、京都鉄道博物館(旧梅小路蒸気機関車館)にて動態保存されています。
晩年は北海道で急行を牽引していたことで有名な機関車ですが、現役当時の姿と現在の姿では異なる箇所が多いのです。
細かい点を挙げるならボイラーの配管やテンダーの上部など…、その他いろいろです。
今回は割り切れるところは割りきって梅小路風に加工していきます。
北海道形ならではのスノープロウが標準装備されているこのC622号機なのですが、付属パーツとしてスノープロウなしのデッキステップパーツも同梱されています。
カプラーを引き抜き、スノープロウパーツを外すことで簡単に付け替えることができます。
スノープロウ付きの姿もかっこいいのですが、外すと足回りがすっきりして印象がガラリと変わります。
本体に加工をしたくない方はこれだけでもイメチェンさせることができるので試してみてはいかがでしょう。
タヴァサホビーハウスの煙室扉ハンドルを使用して前面を加工する
先ほど述べたとおり、全部を改造するのではなく割りきって部分的に加工するのが今回のテーマです。
今回はタヴァサホビーハウスから発売されている煙室扉ハンドルを取り付けて前面をプチ整形していきます。
言わずと知れた加工パーツです。
梅小路蒸気機関車館に保存されていた機関車たちの煙室扉ハンドルは全て4本タイプに取り替えられていました。
各種類のハンドルパーツが同梱されています。
使用するのはこの部分の4本タイプのハンドルです。
切り取る際は金属用のニッパーがあると便利です。
ハンドルを取り付ける際はナイフで元のハンドルのモールドを削り取ります。
指を切らないように注意しましょう。
モールドを削り取ったらピンバイスを使って穴をあけます。
0.2mmの穴をあけました。
図に書いている通り、真鍮線とパーツを組み合わせて機関車に取り付けます。
パーツに真鍮線を通し穴に差し込んで接着します。
今回もピットマルチを使用して接着しました。
細かい色入れをして完成!
梅小路仕様風です。
煙室上部のハンドルの銀色成型が気になったので東海道形のものと交換しておきました。
各部分にはエナメル塗料で色を入れておきました。
ロッドはもう少し朱っぽい色が理想でしたが、赤を入れておきました。
テンダーの縁にも白色を入れています。
前回の工作で作った日章旗を取り付けてみました。
扇形庫に並べた機関車たちにこの旗を取り付けてもよさそうですね。
ハンドル交換したことによって梅小路感がちょっと出たので楽しくなってきます。
YouTube動画
現役当時のSLが好きな方も大勢いらっしゃると思いますが、現存の梅小路タイプが好きな方も多いのではないでしょうか。
雰囲気だけの加工ですが、梅小路を再現したい方はぜひ参考にして頂ければと思います。
【週末工作#2】KATO C622北海道形を梅小路仕様風に加工する!/ タヴァサホビーハウス 蒸機用煙室扉ハンドル取り付け/ 京都鉄道博物館