KATOのC62東海道形を加工して1号機を製作してみました。
フロント部分→テンダー→ボイラー部の順番に加工していき組み上げて仕上げました。
過去記事
C621号機 梅小路仕様の製作 #1 / KATO C62東海道形のディティールアップ加工
C621号機 梅小路仕様の製作 #2 / KATO C62東海道形のディティールアップ加工
加工箇所を見ていきます。
C621号機 梅小路仕様 (KATO C62東海道形を加工)
公式側です。
東海道形をベースに加工したため1号機と異なる部分がいくつかありますがフルディテールは目指しませんでした。
砂撒き管を始め空気作用管を真鍮線で製作しています。
綺麗な工作ではないのでアップに弱いです。
スチームドームには手すり等を付けましたが表面処理が甘いため見る角度によってモールド切削の跡が見えてしまいます。
このあたりは反省点として次回から気をつけます:D
空気作用管は直径0.2mmの真鍮線を4本束ねました。
1号機は火室のケーシングがなく朱色に塗られていますが省略しました。
フロントデッキには埋め込み標識灯、煙室扉ハンドルとナンバープレートはタヴァサ製です。
付属の「はと」ヘッドマークを取り付けてみました。
ヘッドライトは余っていたKATOの大型のものに交換しています。
非公式側の配管も線材で作り直しています。
砂撒き管は基本的な配管の下側を通っているため、再現するためにはその他の配管モールドを削って作り直す必要があります。
配管や消火栓などには色を入れています。
足回りのロッド部分にはガイアエナメルのオイルを筆塗りしています。
汚し塗装用の塗料ですがSLのロッドに塗ると実感的になりおすすめです。
火室部分の配管もパイピングしていますが特別実車に忠実ではありません。
実際はもっとごちゃごちゃしていますが目立つ部分のみ再現しました。
炭水車部分には石炭を乗せておきました。
実車はもう自走することはないかと思いますがせめて模型では走れるようにしておきます。
テンダー背面の梯子部分も真鍮線で作り直しています。
このC62東海道形、以前に17号機に仕立てようと加工しており、今回はそれを流用して1号機に仕上げましたのでパイピングは17号機のものになっています。
実車1号機と異なる点は梯子の数と開放テコの長さです。
ボイラー部分も実車を完全に再現してるわけではないので気にしないことにします:D
梅小路ジオラマに置いてみました。
ガイアカラーの黒はいい感じの艶があってかっこいいです。
今回ベースにしたC62東海道形はもう10年以上前の製品…
希少品になっていますので加工の種車にするのもちょっと勇気がいります。
山陽形だと比較的在庫を見かけるので種車として活躍するかもしれません。
ただしモールドを削ってパイピングしなおす必要もないくらい精密ですので実車再現にこだわらないのであればナンバープレート交換だけで十分だと思います。
とりあえず仕掛品だった17号機になりそこねたC62を1号機に仕立てることができました。
省略の多い工作になりますがこれからも梅小路仕様の蒸機を増やしていきたいです。