梅小路ジオラマに並べるための車両も平行して製作しています。
ジオラマの時代背景は2000年代の梅小路蒸気機関車館としているため車両も現役当時の再現ではなく梅小路仕様として仕上げます。
目次
工作過程
まずはフロント部分です。
ベース車両はKATOのC62東海道形を使用しました。
2007年にフルリニューアルされたKATOのC62、各部が細かくできており手直ししなくても十分遊べるのですが思い切って加工します。
付属のナンバープレートを接着後、煙室扉の形状に合わせて削り表面をペーパーで整えます。
煙室扉ハンドルはタヴァサホビーハウス製を使用。
取り付け方法は過去に記事にしています。
KATO C622 北海道形を梅小路仕様に加工する / タヴァサホビーハウス 煙室扉ハンドルの取り付け
デフレクタ前端の手すりは省略されているので直径0.3mmの真鍮線で再現しました。
取り付け方法はデフレクタの淵に0.3mmの穴を開けて真鍮線を差し込み接着、穴あけ作業が大変でした。
デッキ部分には市販の埋め込み型テールライト、エアホースを取り付けています(銀河モデル製)。
東海道形のヘッドライトは薄くレンズが飛び出た形になっていますので大型のものと取り替えています。
また1号機はヘッドライトの横にフックがありますので真鍮線で再現しました。
続いてキャブとテンダーです。
ナンバープレートは煙室扉同様、接着後に削り落としています。
テンダーに関しては以前に17号機を製作しようと加工途中だったものを使用したため、テンダー梯子と解放テコ部分が1号機とは異なります。
(実物の1号機のテンダー梯子は3本、開放テコは左右に長いタイプになっています)
加工しなおす気力が無かったのでこのまま使うことにしました。
ヘッドライトとエアホース、テールライトは銀河モデル製、その他パイピングは真鍮線と割りピンで製作しています。
フルディテールは追求していませんので雰囲気程度の工作です。
お顔の完成を見たかったためひとまず塗装することにしました。
ナンバープレートはタヴァサ製を使用、各部ライトには付属のレンズをはめ込みました。
ヘッドマークは東海道形に付属のものを付けてみました。
給水温め器カバーごと取り替えることができる仕様で「つばめ」マークも付属しています。
梅小路に保存の1号機・2号機はナンバーが比較的高い位置に付いています。
1号機の煙室扉ハンドルは保存当初と現在とで別のタイプに交換されています。
テンダー部分も仕上げてしまいました。
ガイアの鉄道カラー 黒を塗装後、縁に白を筆塗りしています。
炭庫には錆止め色を塗装後に石炭を乗せておきました。
テンダーが空っぽの状態では本当の飾りになってしまいますので、せめて模型では走れる状態にしておきました。
実物のC621号機は梅小路に移設されてからテンダーに石炭は積まれていません。
C62-1号機 & 1等展望車マイテ49-2号車の特別展示 / 京都鉄道博物館
塗装してから梯子部分を修正しておけばよかったと後悔…
まあ見えにくい部分なのでこのままいきます。
引き続きボイラー部分を加工していきます。