今回は扇形庫を屋根部分を作ります。
実物の屋根の様子は現地でも確認することがでいないので資料としてはGoogleマップを活用しました。
ただそれでも解像度が低く細部までは確認できません。
よって想像で作っている箇所がほとんどです。
実物で一番見えにくい部分がジオラマでは一番目に入るので再現に困る部分でもあります。
目次
工作過程 屋根部分も3Dプリンターで造形
屋根の様な板状パーツはプラ板などをカットする方が何倍も早いのですがこちらも3Dプリンターで出力。
3Dプリントの魅力をもっと引き出したいのです。
20線分の屋根を造形後、断面を整えてアクリサンデーで固定します。
これで一枚の大きい板にしていくのですが全てを一度に貼り付けることはできないので5枚ずつ接着しました。
造形時の反りによってどうしても隙間がでる箇所があるのでそういう場所はパテで埋めておきます。
3Dプリンターは完成品を作るのではなくあくまで加工前提の素材パーツを作るものだ、と言うことがわかってきます。
工作派の私からするととてもありがたいツールです。
平面の上面の造形は積み上げる積層より大きい隙間ができます。
理由は簡単で上面の造形は樹脂を押し出すヘッドの直径によって解像度が左右されるからです。
積み上げるピッチを0.05mmに設定できたとしても樹脂を押し出すヘッド部分は0.4mmになるので仕方ありません。
(造形時の設定で上面の密度も調整できます。)
何度かサフを吹いてペーパーがけしておきました。
大きい隙間は無くなりましたがやってもやっても層が出てくる玉ねぎの皮むき状態になりましたので細い層は諦めます。
煙突パーツは精密なためFDMでの造形を諦めDMM makeでの造形サービスに依頼しました。
アクリルでの造形です。
積層とサポート材の跡は残っていますが細い造形です。
DMMにデータを載せていますのでご活用ください。
ニュートラルグレーⅡとⅢで塗装をして一応屋根部分が完成しました。
光の加減にもよりますが積層が見えてますよね。
梅小路機関庫の特徴でもある屋根上の出窓部分も3Dプリンターで造形します。
こういうプラ板で製作するとなると時間がかかるパーツも3Dプリンターならものの30分ほどで造形してくれます。
しかも全く同じものが量産できるので圧倒的に作業が捗ります。
仮組みしてみた様子です。
単色なのでイマイチですが後で調整します。
機関庫部分に置いてみます。
先ほど作っていたパーツはこの部分でした。
2017年10月で梅小路蒸気機関車館は開館45周年でした。
そこで開館当時に設置されていた看板を再現。
全体のイメージはこんな感じになりました。
実物の画像を見ながらレタッチしていきます。
YouTube動画
【製作資料はGoogleマップ!】屋根上パーツもすべて3Dプリンターで作るゾ!/ Nゲージ モジュールレイアウト【梅小路ジオラマ計画 #12】