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JAM2019に向けてモジュール製作開始
2019年の国際鉄道模型コンベンション(以下 JAM)に向けてまたジオラマを作っていきます。
JAMに出展するのは今年で2回め、昨年は梅小路蒸気機関車館を再現したジオラマを展示しました。
ちょうど搬入日前日まで大阪の阪急うめだ本店で開催されていた鉄道模型フェスティバル2018にて展示しておりましたので、開催終了後急いで梱包…発送という思い出があります。
JR山口線をNゲージで再現する
今年も梅小路ジオラマの展示は考えていますが毎年同じ物だけを出展しても面白みが無いので新しくジオラマを作ることにしました。
今年の展示内容はJR山口線にすることにしました。
構想自体は昔からあったのですがなかなか着手することができなかったんです。
とりわけ今年のJAMのテーマは「東京」だそうですが完全にテーマ無視の出展です。
(ちなみに去年のJAMテーマは「北海道」。こちらもテーマ無視で京都の施設を出展)
なぜ山口線なのかと言いますともちろん「SLやまぐち号」に合う情景が欲しかったからです。
JR山口線もレイアウトに落とし込みたいポイントが何箇所もあるのですが、まずは篠目駅を再現することに決めました。
山口線は単線ローカルになっていて篠目駅では待避線中央に島式のホームが設定されています。
35系4000番代が導入された際、新旧のやまぐち号編成がこの駅で離合しました。
またC56の引退の際もD51編成とすれ違った駅でもあり有名な撮影スポットです。
モジュールボード製作と線路の固定
モジュールボードはホームセンターで購入した板を適当にカットしてボンドで仮止め後に釘を打ち付けました。
モジュールのサイズはKATOのユニトラックS248が7本分になるように設計しました。
7本分ですので全長が1736㍉です。
さすがに全長1736㍉のモジュールは持ち運びできませんので、496㍉のモジュールを2つ、744㍉のモジュールを1つに分割しました。
それぞれユニトラックS248が2本分と3本分の長さになります。
モジュールの幅は200㍉、高さは100㍉としました。
梅小路ジオラマは厚さ40㍉のレイアウトパネルを使用したのですが大きい会場での展示は少々高さが低く見づらい印象があったので、取り回しが大変にはなりますが高さを上げてみました。
かなり大きめのモジュールにはなるのですがこれでも実際の駅を1/150に落とし込んだものが収まるわけではなく、かなりのデフォルメが必要になります。
篠目駅を俯瞰で見ると駅は緩やかなカーブ上に存在しています。
駅を挟む分岐レールもY字になっている(に見える)のも特徴なのですが、モジュール上ではスペースと他モジュールとの接続の兼ね合いで省略します。
使用したレールはKATOの6番ポイントレールです。
待避線の外側にフィーダー線路も固定します。
待避線内に設置すると分岐の向きによっては通電ができなくなります。
フィーダー線路の裏側のケーブルは抜けない様につまようじをカットしたつっかえ棒を固定しています。
線路の位置を確認して配線用の穴を開け、ケーブルはボード下へ逃します。
モジュールの接続部分はKATOのスライド線路を使用することにしました。
モジュール自体がユニトラックと同じ長さなので妻面にくるジョイナーで各モジュールを接続しようと考えていましたが、素直にスライド線路を使用。
これで多少のモジュールのズレや隙間ができた際も問題なく接続ができます。
ちなみに一番手前の線路はダミーなので通電することはなく接続面で切断しています。
車両が行き違うローカル単線ですが意外と配線は複雑です。
ジャンク品の4番ポイントも組み合わせて実物同様の線路配置を再現して固定しました。
ひとまずここでボンドが乾くのを待つことにします。
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