株式会社アドバンス様よりNゲージのストラクチャーキット標準型ガントリークレーンをご提供頂きましたので組み立ててみました。
アドバンスのストラクチャーキットは紙製の組み立てキットとなっており、レーザー切り抜かれた硬質紙のパーツで構成されています。
ガントリークレーンは個人的に集めているNゲージの蒸気機関車に最適なストラクチャーです。
目次
レーザーで切り抜かれたパーツを組み立てる紙製キット
そもそもガントリークレーンとは蒸気機関車の全盛期に活躍した給炭設備で、機関車に石炭を積むための給炭ホッパーに石炭を補充するために使用された大型のクレーンです。
今回ご提供頂いた標準型ガントリークレーンはとりわけ大きいタイプのクレーンをモデル化したものだそうです。
パッケージはプラ容器でシンプルな作りになっています。
組み立てにはピンセット、デザインナイフ、カッターマット、クラフトボンド(木工用ボンド)が必要になります。
早速開封して組み立てていきます。
中には説明書とキット本体が同梱されており、説明書に至ってはカラーで組み立て方が説明されています。
プラモデル同様にランナーからパーツを切り離して組み立てていきます。
細かいトラス部分や繊細なパーツも全て紙製となっており、レーザーで切り抜かれた状態で入っています。
カッター(デザインナイフ)を用いてパーツを切り出していきます。
刃を垂直に入れることでプツンプツンと簡単にパーツを切り離していくことができます。
木工用ボンドを爪楊枝に少量付けて組み立てます。
キットの説明書にも記載されていますが、パーツ接着部に接着材を塗布する際は凹凸の凹の部分に塗るようにします。
凸部分に塗布してしまうと水分を紙が吸ってしまい柔らかくなり凹部分に差し込みにくくなってしまうからです。
また凹部分に塗布すると言うよりかは仮組みしてみて面でくっつく部分にボンドを塗布し、面と面で接着する方が頑丈に組み立てれると思いました。
黙々とパーツを切り貼りして10分ほどで方脚パーツが完成しました。
全て紙製ですが組んでしまうとガッチリ強度が生まれます。
このような細かいパーツも全てレーザーカットされた硬質紙パーツです。
標準型ガントリークレーンのメインパーツが組み終わりました。
これらを合体させて完成です。
主体トラスに脚を取り付け、操作室をぶら下げます。
操作室は左右に稼働させることができますが今回は接着しました。
標準型ガントリークレーン完成!
アドバンスのペーパーキット 標準型ガントリークレーンが完成しました。
高さが15.5センチほどとかなり大きなストラクチャーです。
鉄骨部分がキレイに切り抜かれているので精密感もバッチリ。
また、マットな質感ですので蒸気機関車の走っている情景にピッタリです
クレーンの幅は約20センチほどで、間にはKATOとTOMIXの線路を4本設置することができます。
このクレーンの真下に給炭ホッパーを設置することで蒸気機関車全盛期のジオラマを作ることもできるわけですね。
クレーンにぶら下がった操作室。かなりの高所作業です。
セキとD51を配置してみました。
機関車と比べてもどれだけ大きい施設なのかわかると思います。
ゴテゴテした感じがなんとも言えないですね。
組み立て感想
久しぶりのキットだったので楽しみながら組み立てることができました。
組み立て自体は難しくありませんが、プラモデルなどに慣れていないと苦戦するかもしれません。
今回は動画を撮影しながらの製作でしたので3時間ほどかかってしまいました…。
説明書をよく読んで解釈しながら組み立てることができる方であれば問題なく作ることができると思います。
YouTube動画
蒸気機関車の全盛期を再現!標準型ガントリークレーンを組み立ててみました / アドバンス ペーパーキット / N scale structure kits of Gantry crane